服飾の専門学校を卒業後、アルバイトで生活費をまかないながら、インターンへ参加したり、パターンや衣装製作などの仕事を請け負ったりと、3年ほど個人で仕事をしていました。
個人での製作は自分の思うようにものが作れる反面、技術・コストの面については不自由でした。そこでいつしか「もっと規模の大きいものづくりをしてみたい!」と思うようになり、就職活動をスタート。その中でいちばん興味を持って仕事に取り組めそうだと感じたのが当社でした。
アミナコレクションは東南アジア諸国やインドなど海外メーカーと幅広い繋がりがあり、個人の活動では出会えないような人たちと仕事ができるのが魅力。また、生産者たちとの交流を肌で学べる海外出張を盛んに行っている点も素晴らしいと思いました。
実際に入社してみて、自分と全く交わりのない人生を歩んでいるような異国の人たちと、密に協力してものづくりができることに感動を覚えました。関わりが深くなるほど、現地の手作業を身近に感じられるんです。
また、海外の文化や価値観に触れることで自らの視野も広がりました。そのことが商品デザインにも影響しています。最近は興味を持ったことをどんどん深掘りして、知識を得ることが楽しくなっていますね。
もうひとつ、入社して感じたのは、アミナコレクションには面白い人が多く、面白い商品が多いことです。面白みのあるものは、面白みのある人から生まれるんだと思いました。
そして、当社にはいわゆるマスや流行ではなく、流行や伝統に縛られることのない個性的な商品を生み出す環境が整っていることも、面白い商品が生まれる要因のひとつだと思います。
企画部ではデザイナー複数名がチームを組み、それぞれの感性や強みを活かしてデザインを起こしています。自分の企画した挑戦的なプランが商品化に至るのはとても嬉しいことで、特にその1stサンプルが上がってきたときの高揚感は格別ですよ。
自分は7つの曜日をテーマにした7柄展開のボクサーパンツを企画提案したことがあるのですが、その経緯や込めた思いを広報サイトに記事にしてもらったときも嬉しかったですね。
デザインをする上で心がけていることとしては、お客さんに「欲しい!」と思ってもらえるもの、ブランド価値を高めるものであることはもちろん、自分が良いと思える商品をつくりたいと常に考えています。3点とも満たすのはなかなか難しいですが、チャレンジ精神を忘れずに最高のデザインができるよう精進していきたいですね。